1−1運命は転がる石のように

運命ってなんだろう?縁ってなんだろう?

運命は川の流れと似ています。
私たちは川を転がる石のようです。

まず最初に、自分の形や色があります。
大きいのや小さいの、尖った形や丸い形、赤やら黄やら、
色々な形をした石みたいに、それぞれの自分の形がある。
そしてドボーン!川の中に生まれ落ちます。

川を転がる石は、その流れで色んな所がぶつかって削れて、
海にたどり着く頃には、キレイな丸い石になります。

転がる石は、それぞれの形に合わせて
海へたどり着くまでの物語があります。
尖った石は尖った部分がぶつかる
ヘコんでる石はヘコんでいる部分がぶつかる
傲慢な人は 傲慢な所がぶつかって、
我慢しすぎる人は 我慢しすぎる所がぶつかっていく

運命の流れの中で、多すぎる所や少なすぎる所に負荷がかかっていく。
わかりやすく いつも同じ場所に負荷がかかって削れて痛い。
自分のことだと解り難くても、他人のことだと
「アイツいつも同じ所で失敗してるなぁ」ってありませんか?
運命の物語はそうやって創られます。
自分の形でありテーマであり弱点を突いてくるように
同じ箇所に負荷がかかっていき、ぶつかっては削れて成長していく。

またそれは成長なので痛いことだけとは限りません。
自分の運命にとって大切なことや楽しいと思うことに
時間や熱量を使うことで自分の運命の形を磨いてもいきます。

そして運命は必要な「縁」を結んでいきます。
成長の為の摩擦は他の何かとぶつかるコトで生まれます。
それは人だったり 仕事や役目だったり 物だったり…
運命の物語に必要な全てと「縁」が結ばれていくのです。

この世界で運命は川の流れのように動き、
その人の形に合わせたテーマが生まれ
必要な縁が生まれて、物語が紡がれていきます。

この世界でうまく自分の人生を生きるには
自分はどのような形でどのようなテーマの物語なのか?
しっかりと見るコトがとても大切です。

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