1−2運命の物語は巻き込み合う

よく宿命とか運命とか言う言葉が使われます。
宿命は 宿してきた命のこと
生まれ持ってきた形や物語のことで
遺伝だったり好みだったり自分では選択できないこと。
運命は運んでいく命のことで
生きていく中で選び取っていく中で起きること。

よく占い師が運命で決まってるとか言いますが
自分の選択次第で、未来は変えていけます。

宿命として、ざっくりとした自分の形や台本みたいなモノを
持って生まれてくる。そしてこの世界という舞台で、
それぞれの台本をアドリブで合わせて、運命の物語を作っていく。

それぞれの台本であって共通の一つの台本というものはなく。
あなたにはあなたの物語があって、誰かには誰かの物語があって
もちろん家族にも別々の物語があります。
ヒトじゃなくても犬や猫にだってあるし、地球や経済にも
運命の物語があります。

そしてそれぞれの物語が互いに巻き込み合って
現実という物語を作って生きます。

その時、大きな物語は小さな物語を巻き込んでいきます。
太陽が地球を、国が組織を、家族が子を巻き込んでいく。
大きく理不尽な不幸はどうしてもここから発生しやすいです。
小さく限定された存在である私たちには、
悲しいけれど、それぞれの避けようのない宿命もあるのです。

だけど、決して無力なわけではありません。
大きな物語は小さな物語が集まって出来ているコトが多いですし、
それぞれの努力や選択で越えていけることもたくさんあります。

なので「これは本当に私の物語だろうか?」と考えてみてほしいのです。
誰かの物語に巻き込まれていないだろうか?
国の、会社の、家族の、そういった誰かの物語に巻き込まれていないか?
神とかそういう何かではない 私たちヒトに出来ることは限られています。
誰かの物語を代わりに越えていくことはできないのです。

残念ながら、私たちヒトにできることは限られています。
大切なことは、まず自分の運命の物語をしっかりと生きていくことです。

その為には、自分はどのような形でどのような物語なのか?
しっかりと見ていきましょう。