3-4人生の役目④価値観の罠

「心のセンサーに従って、良いと思うことをやってみると
 運命や縁がちゃんと動いて行く」について書いてきました。

しかし、ここで注意するべき罠があります。
「好きでもないのに好きだと思い込んでいたり」
「合わないのにずっと使っていたり」
「別に怒るところでもないのに怒っちゃったり」
こういう罠がいっぱいあります。

ヒトは他も動物と違って本能ではない欲求を抱えています。
例えば現代では「やせていることが美しい」と思う人が多いです。
昔のヨーロッパではふくよかな方が美しいとされていました。
首長族の人は首が長い方が美しいとされます。
何が美しいかなんて育った環境によって大きく変わってしまうのです。
例えば…
「100点取ることだけが素晴らしい」
「タワーマンションの上の方が偉い」
「我慢して逃げないことが良い」
…と教えられたらそういう価値観になってしまいます。

逃げることがいつも良いとは限りませんが
逃げないシマウマはすぐ死んじゃいます。

社会的な後付けの外から来る価値観と
個人的な内からくる価値観があります。

よくあるパターンですが、中高生の時は恋人を作ったり
メイクしたりすると怒る大人がいます。親だったり先生だったり
「学生の本分は勉学だー!」もちろんその通りでもありますが、
元から真面目で遊びの少ない子に、それを押し付けてしまったら
恋愛もメイクもどこで覚えるのでしょうか?
そのままちゃんと真面目に30歳まで来ちゃった女の人に
「いい歳して結婚もしていない!」なんて言っちゃう人もいます。
あまりに理不尽。

そうやって本当は運命の物語とは違う方向に生きてしまうと
運とか縁とかがちゃんと働かないのです。

例えば結婚とか婚活での話ですが、
・自分を持ってる自営業タイプが好きなのに、正しい結婚をしようとして
 真面目そうな公務員ばかりと会ってピンと来ないを続ける人。
 ※自分の好きなタイプの人がいそうなところで探しましょう
・一人の男の人と愛し合ってずっと暮らしたいのに
 親が夫婦ゲンカばかりしていて、結婚に怯え興味がないと思っていたり。
 ※一人の男の人と愛し合ってずっと暮らすことが結婚ですよ?

価値観の罠に嵌ってしまって、自分の運命の物語から
ズレてしまう人もいっぱいいます。でも安心して下さい。
そんな時にも心のセンサーは、ちゃんと嫌な気持ちになりますし、
運命はよく出来ていて、ちゃんと失敗します。
ズレてしまっている時はしっかりとコケて下さい。
自分に嘘はつかないで下さい。自分相手なのでバレてしまいます。
運命はヒドくて優しくて必要なぶんだけコケます。
いつからだってどこからだって、学ぶまでずっと付き合ってくれます。

自分の人生です。ちゃんと自分の心のセンサーに従って動いて下さい。
「憧れるな」「羨ましいな」「悔しいな」なんでもいいのです。
そこで心が動いたのなら運命のヒントはそこにあります。